2016年10月23日日曜日

表紙のこと

【11/28追記あり】

今年の3月、PEOPLE BOOKSTOREの周年パーティにEL CINNAMONSでお誘いを受け、つくばへ遊びに行ったときのこと。

駅からクラブへと向かう道中、どういうわけか話題はメンチカツ伊藤の親父にいたり、そこで初めてパパメンチが地元でかなりの腕前のビリヤードプレイヤーだという話を聞かされた。

パーティ前の高揚感と缶ビールの酔いも手伝ってか、その時点ではまったく作る予定もなかったシナモン誌3号の表紙が思い浮かんだ。

  「次はハスラーモノでいこう」
  「それならOchoにいいビリヤードジャケのがあるよ」
  「それをいつか親父に見せるんだ
  「見せないよ、絶対」

そんな会話で盛り上がり、かくしてつくばの路上で『EL CINNAMONS』3号の制作がはじまった。

それから季節は春、夏、秋と移り変わり、プライベートでも大きな変化があったりしたなか、できあがったのがこの表紙だ。



どうだろう?  なかなかイカした表紙になったのではないだろうか。
メンチカツは絵の専門教育を受けてきた人間ではないので、自分の名前がクレジットされることにいつも恐縮しているのだが、逆にそこがフレッシュで面白いと思っていて、今回も頼んでみた。


ついでに、毎号表紙に記されている「'68」という数字について。

これはなにもノスタルジーや昭和感の記号として使っているのではなくて、「BOOGALOO」という音楽がNYで生まれた(と言われている)1968年(前後)のことを忘れずに、そこから先を始めていこう、というチャーリー宮毛発の元気なかけ声を表している。

なお、裏表紙には妖しいホテルが一軒。どうやら横浜中華街の裏手にあるらしい。詳しく知りたければ......本誌内「マンボNo8」を読んで確かめてほしい。


【追記】


0 件のコメント:

コメントを投稿